すべて世はこともなし 河童の件 第肆話

前話 目次 「あー緑!あー自然!夏ですねー!」 サツキはニコニコと畦道(アゼミチ)を駆ける。 サツキの荷物はなぜかアシヤの倍近くあった。にもかかわらず、汗をだらだらと流してあえいでいるのはアシヤの方だった。 「暑い……なんでバスが通ってないんだ……」 「人口がすごく少ないって言ってましたからね~。あと30分ぐらいですよ、頑張ってください!あ、なんなら私が応援してあげましょうか?フ...
前話 目次 「あー緑!あー自然!夏ですねー!」 サツキはニコニコと畦道(アゼミチ)を駆ける。 サツキの荷物はなぜかアシヤの倍近くあった。にもかかわらず、汗をだらだらと流してあえいでいるのはアシヤの方だった。 「暑い……なんでバスが通ってないんだ……」 「人口がすごく少ないって言ってましたからね~。あと30分ぐらいですよ、頑張ってください!あ、なんなら私が応援してあげましょうか?フ...